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家物語

リフォーム編1「住宅・再生!リフォーム現場レポート」

第二回 補強金物のいろいろ

前回おじゃました時には、屋内の壁はほとんどが取り払われていた。柱ばかりになって変に見通しの良い「スカスカ」感はいかにも頼りなかったのだが。

今回、柱の間には筋交いが組まれていた。適度に視界が遮られて安心できる。筋交いに入れられた木材は幅も厚みもボリュームがあり頼もしい。また真新しい木肌も手伝って柱よりも立派に見えるほど。

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筋交いの接合部には見るからに頑丈そうな、厚い金具が何本もの木ネジで留められている。

よく見ればあちこちに、形も材質も様々な金具が追加されているのに気がつく。それぞれの用途に合わせた専用の金具を使用する事で耐震強度が格段に向上するのだとのこと。

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足元に目を落とせば、そこにも多くの金物が発見できる。

前回基礎の間に敷いたコンクリートの上には小さなジャッキのような形をした金具が等間隔に並び、その上端は根太をしっかりと支えている。また根太の所々には鎖が掛けられ、鎖の一端は基礎のコンクリート面に留められていた。

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これは年月を経て根太の木材が反ったり歪んだりして、床が競り上がったりへこんだりするのを防ぐ方策だそうです。


近年これらの補強金物の技術発達は目覚ましく、リフォーム工事に欠かせないものになっているとの事。年月を経てくたびれた家が、最新の技術と丁寧な施策で新築当時以上にしっかりと作りなおされていく。

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