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家物語

第三話 冷暖房費ゼロ住宅を目指して

第三回 徹底断熱・徹底換気

家として骨格が出来上がったので、いよいよこのお宅のコンセプトである「冷暖房費ゼロ」をめざして高度な断熱処理を施して行きます。

壁面には、これまでの倍近い20cmの厚さに改良したFPパネルを施工。断熱性能がアップするだけでなく、FPパネルの特徴である「壁面強度」も大幅にアップしています。

床下には厚さ50mmのスタイロフォームを二重に敷き詰めた上に、さらに100mm厚のFPパネルを重ね、一般的な住宅の床下断熱層の2~3倍の厚さの断熱層を作りました。

壁、床とも、FPパネル同士や板材の合わせ目は全てシールテープで目止めし、外気の侵入を完全にシャットアウト。

一番断熱が難しいといわれる「窓」には全て、「Low-E ガラス」を使用したトリプルガラスのサッシを使用。「Low-E ガラス」は特殊な技術で表面に薄い金属膜をコーティングしており、熱の伝わりを遮断します。

これだけ超高気密・超高断熱な造りになると、一旦室内にこもってしまった熱気や湿気が抜けなくなり、結露やカビの原因になるなど、かえって不快な状況を作り出してしまう事があります。

そこで要となるのが強制換気システムです。元々通気性の全くない鉄筋コンクリート造りのオフィスビルなどに施工されるダクト空調を、一般住宅向けに換気に用途を絞りコンパクト&省電力化。

壁内や天井裏に張り巡らしたダクトが全ての居室はもとより、押入れや風呂場・下駄箱まで網羅し、わずかな電気代で常に屋内の空気を快適に保ちます。



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