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家物語

第一話「大黒柱のある家」

第一回 お客様との出会い

2005年の冬、当社にてご紹介中の宅地を多くの方々にご覧頂いた折り、Yさんご家族と出会いました。

30代のお若いご夫婦は、育ち盛りの二人の娘さんのためにも、家族がのびのびとくらせる家を建てたいと考えておられました。

幾度かお会いする機会を得て、Yさんの「家造り」へのお考えをお聞かせ頂く中、当社で施工した住宅もご覧頂いた所、当社の「家造り」へのこだわりに御共感頂き、当社での施工を決めて頂きました。

ご自身でも明確なお考えを持っていたYさんとの打ち合わせは、大変有意義なものになりました。

「家族がのびのびとくらせる」をコンセプトに、家族みんなが同じ空気のなかで過ごせる大きな空間を設計。家の中心に据えた大きな通し柱と太い梁で、地震に強く壁の少ない大空間を造る。大手メーカーでは不可能な自由設計で、通常では難しいお客様の希望を実現できました

一階から二階の屋根裏まで貫くこの大黒柱は、施工のスピードや簡便性を優先するようになった現在の住宅建築では廃れてしまったものの、昔の木造住宅には無くてはならない物でした。

近年、古い木造家屋の高い耐久性・耐震性が見直されていますが、それを支えているのが「大黒柱」なのです。

柱は全て木曽檜を使用。構造材の多くに長野県産の木材を使用します。スーパーで販売されている野菜でさえ生産地、生産者を公表し「安全性」に対する責任を明確にしている昨今。「一生の買い物」である家に使う木材にも地産地消の考え方が求められ始めています。

また、県産木材を使う事で、県から補助金が出るのも「家」という大きな買い物をする上では大変助かります。

2月20日の吉日を得て、地鎮祭も滞り無く行われ、いよいよ実際に「家造り」の作業に入ります。

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