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家物語

第一話「大黒柱のある家」

第二回 物事すべて基礎が重要!

Yさんご家族を始め、御親族にも列席頂いた地鎮祭もつつがなく行われ、いよいよ基礎工事が始まりました。

一般住宅の基礎打ちといえば、通常は鉄筋1層に150mmのコンクリ打ちが標準的です。しかし当社の基礎打ちのこだわりは、鉄筋2層にコンクリを200mmまで流し込む。最近あちこちで問題になっている不同沈下が起きにくい、ガッチリとした基礎を立ち上げます。

基礎は文字通り家の土台、精度の高い頑強な基礎を造る事が、こだわりの家造りの第一歩です。水分の多すぎない粘り気のあるコンクリートを、丁寧に空気を抜きながら型枠に納めていきます。

俗に「シャブコン」と呼ばれる水気の多いコンクリートは型枠に流し込みやすく、混入した空気も抜けやすいので手抜き工事によく使われます。しかしこの「シャブコン」は硬化時に水分が抜けると収縮して精度が低くなり、経年変化で劣化しやすく耐久性も劣ります。

薄利多売、工期の短縮、スピード重視のコンビニ的住宅建築の弊害があちこちであらわになっている昨今。本来こだわるべき所に、きちんとこだわる事こそが当社の勤めだと考えます。

Y様のお宅の特徴は家のほぼ中央に丸柱の通し柱を設置する「大黒柱のある家」。右の写真中央の十字型の部分がその大黒柱を支える重要な基礎。ひと際頑丈に造られ家全体の荷重をガッチリ受け止めます。

古くから培われて来た木造建築技術の真骨頂ともいえる大黒柱を備えながらも、現代の生活文化に則した機能的な家。この堂々とした住まいの完成をめざして、わたしたちの作業もよりいっそう熱意が高まります。

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