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家物語

第一話「大黒柱のある家」

第五回 外壁の下地づくりはカンペキに!

すべてのFPパネルが施工されると次は、防水性と透湿性を併せ持つシート「ハウスラップ」を家全体を包む様に貼りめぐらせます。

古い木造モルタル家屋の解体現場では、外壁の下に黒い紙のような物が一面に貼ってあるのを見ることがあります。
これは「アスファルトシート」。ハウスラップのご先祖様ともいうべき物ではありますが、アスファルトシートには透湿性が無く、壁の中の木材はいつも蒸された状態。またシート自体も経年変化や環境の違いで、乾燥して割れてしまったり、腐って崩れてしまったり…。現代のハウスラップ材と比較すると、その性能には雲泥の差があります。

数あるハウスラップ材の中でも最高品質の物を使用。価格は少々高くなりますが、後からの張り替えが困難な壁内に使用する物でもあり、高い性能を長く維持できるのであれば、結局は「安あがり」なのだと考えます。

服田建設ではここでもう一工夫。ハウスラップ材の上に張り込む縦胴縁に15mmと厚みのある材を使い、そこに下地板を横張りしていきます。こうすることで外壁との間に空気層を造り、FPパネルとあいまって断熱性をさらに高めることができ、さらに内側にこもった湿気を逃がし易くして材木をより長持ちさせることができるのです。

はめ込んだサッシのまわりも入念にテーピングされ、屋根には瓦が乗り、快適な住空間がいよいよその姿を現し始めました。

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