Placeholder image
Placeholder image
家物語

第四話「光と風を暮らしに採り込む心地よい空間設計の家」

お施主様は30代のご夫婦。
間口が小さく奥行きの深い敷地に光と風をいかに心地よく導き入れるかを最大限に考慮した趣味のよい和風モダンの家ができました。

家物語フォトギャラリー

Placeholder image

外観

間口の狭さをクリアするためのスペースの有効利用が個性的な外観を創り出しました。 人工石貼のアーチ状外壁と木製の窓プランターがオシャレで印象的な住まいです。

Placeholder image

玄関

信州産ヒノキ一枚板の上がり框が印象的。天井は一部吹抜けになっています。

Placeholder image

中庭

シンボルツリーや花壇を植える設定でしたが、バイク好きのご主人がここにバイクを並べて居間から眺めて楽しまれる模様。この中庭のおかげで奥行きの深いこの家に光と風が豊かに採り込まれます。

Placeholder image

居間

キッチンと隣り合わせの、段上がりの畳フロアー。
障子を開ければ中庭と、ガレージのルーバー越しに前面道路の様子も見られます。

Placeholder image

寝室

フローリングプラス段上がりの畳フロアーからなるシンプルな設計です。

Placeholder image

キッチン

カウンター越しに居間に集う家族との会話が楽しめる対面式キッチンです。
奥には断熱材を入れず自然な温度を保つ貯蔵ルームもあります。

Placeholder image

洗面所

鏡だけが宙に浮いているようなユニークな洗面台。真正面の窓からの自然光でお化粧等もしやすいよう配慮されています。

Placeholder image

傘掛け

鏡玄関下駄箱横に傘や濡れたレインコートなどを掛けられるバーを用意しました。住む人の便利を考えた小さな配慮です。

Placeholder image

ブリッジ

子供部屋から寝室へとつながるブリッジのようなユニークな廊下。
両側には3つの採光窓がならび、象徴的な空間を創り出しています。

Placeholder image

大黒柱

わが家を支える木曽ヒノキの頼もしい柱です。

Placeholder image

イメージ

ガレージ内のエントランス。人工石貼のアーチが力強い造形を見せます。

Placeholder image

イメージ

玄関吹抜け。ステンドグラスがアクセントを添えます。

Placeholder image

イメージ

玄関吹抜け。ステンドグラスがアクセントを添えます。


施主様のお声

新居を建てるにあたり、夫婦であちこちの住宅展示場を見て回りました。流行のプレハブ工法の家もずいぶん見ました。工期の短さ、費用の安さには正直魅力も感じましたが、展示場で実物を目にするにつれ、一見豪華で華やかなプレハブ工法の住まいの「工業製品」っぽに冷たさを感じ、興味が無くなりました。

そんな時ふと訪れた服田建設のショールームで、社長さんのお話を聞く機会を得、熟練の大工さんが丁寧に建てる、血の通った「木の家」にこそ住みたいと思い、服田さんにお願いする事にしました。

設計が始まると設計士の先生と服田社長が論議を繰り返し、どんどん図面に改良が加えられていきます。施工に際しても同様で、私達夫婦以上に本気でこだわっている姿に、安心してお任せする事が出来ました。

工場から運ばれた部品を組み立てるだけのプレハブ工法と一番違うのは、大工さんが手作りで作っているところ。それだけに小回りがきき、私達の要望も快く引き受けてくれる。玄関のコート掛けや傘掛け、トイレの小棚といった暮らしに直接役立つ配慮もうれしい。私達家族の使い勝手に合わせたオリジナル。

実際に住んでまず実感したのが断熱性の良さです。以前は築30数年の家に親と同居していましたが、夏は冷房を止めた途端に汗が噴き出し、冬は暖房を止めた途端に足元が冷える状態。そのため冷房も暖房も一日中つけっ放しでした。

ところがこの家では真夏でも朝の1~2時間エアコンをかけるだけで、あとは冷房無しでも一日中ずっと快適に過ごせます。

オール電化住宅なので冬の暖房にもエアコンを使います。エアコンで暖房というと電気料金が心配でした。先日の大寒波のおりに初めて暖房を使用してみましたが、夏の冷房と同じく短時間で充分に家中を暖め、その後は暖房を止めても長く快適さを保てることが解りました。電気料金はかえって安いくらいです。

気密性の良さは玄関のドアを空け締めする時に実感します。ドアを開く時には吸い付くようにズシリと重く、閉じる時にはバフッと空気を押しのけるように締まります。それだけ気密性にすぐれながらも、屋内に空気のこもる感じが無いのはFP工法の大きな特徴である強制換気システムのおかげでしょう。洗面所や下駄箱などにも湿気や匂いがこもらず、いつも清潔です。

家は一生に一度の買い物と言いますが、それだけに何を基準に判断して良いか解りにくいものです。私達にかわって、こだわるべきところを徹底的にこだわって頂いた設計士の先生と服田建設さんに感謝しています。

Placeholder image